Danger Zone.


■出会いと別れ■ (1/34)








人生ってわからない。
いつどう転ぶかわからない。


あたしは本当に平凡な女子高生で、危ない事もしないし、家族にも恵まれてるし、学校での人間関係だってソツなくこなしている。


だから、波乱とかそういったものとは無縁だ!って言い切れるぐらい平和に過ごしていた。


そう。過ごしていた筈だったんだ!!


たった五分前までは!!



30分ぐらい前までは、私は家に居た。
学校から帰って自分の部屋でうだうだと漫画を読みながら寛いでたんだ。

んでふと今何時かなぁなんて思って学生鞄からケータイを出そうとしたんだよ。

だけども鞄をいくら探ってもケータイが無いではないですか!!

もう探しに探しましたよ。
制服のポケットから机の上。果てはベッドの下まで!!

探してた時間は大体10分ぐらいかな。
いくら探しても見つからないから、あたしは考えた。足りない頭で考えたさ。
今日一日の行動を振り返ってみたのさ。

そして思い出した。
授業中、ケータイアプリで遊んでて、それが先生にバレそうになって慌てて机の中に隠してそのままにしていた事を。




何故ケータイが無いだけでこんなにあたしが慌てるのかというと、目覚まし時計を持たないあたしはケータイが無いと朝が起きれないからだ。

うちの母は朝わざわざ起こしてくれるような優しさは持ち合わせてない。

朝ぐらい自分で起きなさい主義の人なんだ。そのくせ寝坊して学校に遅刻すると鬼の様に怒るんだ。恐ろしいぐらいに。

こうしちゃいられねぇ!ケータイを取りにいかねば!!

そう思ってスウェット姿のままチャリンコかっ飛ばして学校に向かったのだ。

そして学校に着いたのが多分大体10分前。もう辺りは真っ暗で案の定、校門は閉まっていた。それでもあたしは諦めなかった。校門をよじ登って中に入ってダッシュ。

夜の学校って気味が悪いから猛ダッシュ。

やっべ。今のあたしの速さだとオリンピックで金メダル取れるんじゃね?なんて下らない事を考えながら。



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