Danger Zone.


■勃発!!書記 VS 秘書!!!■ (1/33)







青春と決別したあの日から生徒会活動らしい活動は無かった。

それでも毎日のように呼び出され、なんだかんだと雑用をこなしていた。


そして今日も、帰ろうとしている時に会長からメールで呼び出された。


忌々しい気持ちと苛立たしい気持ちを抑えきれず、あたしは荒々しく生徒会室の扉を開けた。


「ふざけんなぁあ!!!!」

「うわ!!ち、千都さん!!?」


あたしの猛々しい登場に驚く会長。
そんな会長をギロッと睨みながらドスドスと近付いていく。


「なんで呼ぶんですか!?生徒会活動ないんでしょ!!?」

バンッと手を机に叩き付け会長に迫る。

今のあたしは間違いなく鬼の形相。

そんなあたしと目を合わせない様に目を泳がす会長。


「無い、よ?うん。無いね…。」

「じゃあ何故呼ぶ!?だらだらだらだら生徒会室に集まってるだけならあたしを呼ぶな!!」

「えぇぇ。だってみんな集まってるんだし、千都さんだけ仲間外れになっちゃうよ?」

「仲間外れ!?大いに結構!!
活動中でもないのにパシリにされるよりマシだわ!!」


あたしが鬼の形相になりながら怒るのにはそれなりの理由がある。

毎日のように呼び出され何の用かと思えば、こいつらは目的も無く生徒会室に集まってだらだらと過ごしているだけ。

生徒会活動なんかしていない。

それなのに、活動中の時のようにあたしはパシられていた。


椎名と大地に。


初めは我慢していた。これも生徒会活動の一環かもしれないと。

でも流石に10日間近くこの状況だと嫌でもわかる。



こいつら、自分が楽したいからあたしを呼び出してやがるな、と。



流石のあたしもキレる。
キレて然るべき事だ。


「そんなに嫌だったら来なきゃいいだろ。」


キレまくるあたしに対して静かな呆れた様な声が届く。


その瞬間、あたしの最後の堪忍袋がプツンと切れた音がした。


「ざっけんな!!こんなメール送りつけられたら嫌でも来るしかないでしょうが!!」


そう叫んでソファに悠々と座っていた声の主に向かってケータイを凄い勢いで投げつける。

ケータイは見事にそいつの頭に当たった。

いい気味だ!!!へっ!!!!


「ってぇな!!何しやがんだ!!!」

「はっ!!何しやがんだって馬鹿じゃないの!?見りゃわかるでしょ!!ケータイを投げつけたのよ!!そんな事もわかんないなんてあんたよっぽど馬鹿なのね!!」

「んだと!!?」


ソファに座っていた馬鹿が勢いよく立ち上がりあたしに向かってくる。

普段のあたしならビビってしまう程の怒気をはらんでいるけど今のあたしにはそんなもの通用しない。


あたしをここまでキレさせるメールの内容…。


【活動は無いけど生徒会室に来てね。】


これだけなら適当な理由を付けて此処には来ない。
問題はその後の文章。


【来なきゃ明日が無いからね。】


そう。脅迫。
毎日毎日脅迫してくるのだ。


脅迫されてパシられる。


こいつら鬼だ!!鬼の子だ!!


そんなこんなで鬼達の横暴さにとうとう堪忍袋の緒が切れて、命を賭す覚悟であたしはキレた。



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